歯のエナメル質の強化と保護
こんにちは。医療法人彩優会に勤務している歯科医師の安齋真美です。
夏日が続いていますが、暑さに負けず頑張りましょう!
〇歯のエナメル質とは
エナメル質は歯の一番外側の層のことで、なんと人間の体の中で最も硬い組織なのです。エナメル質より内側の組織は、熱い物や冷たい物、酸性の物などから刺激を感じやすい作りになっていますが、エナメル質により外部刺激から守られています。
エナメル質は、一度虫歯になったり、大きく削れてしまったりすると再生することができません。エナメル質がなくなってしまうと虫歯が進行しやすい、知覚過敏になるなどの悪影響がでてきます。しかし、初期虫歯の段階では、再石灰化によってエナメル質を修復することができます。
〇エナメル質を強化・保護する方法
実際にエナメル質を強化・保護するための方法を紹介します。
・フッ素入り歯磨き粉を使う
フッ素入りの歯磨き粉や洗口剤を使用することで、再石灰化が促され、エナメル質の修復を助けます。さらに、エナメル質が強化され虫歯になりにくい歯にしていくことが可能です。フッ素入り歯磨き粉は、歯が萌出しだす生後6ヶ月から大人まで使用することができます。ただし、お子さまには年齢に合った濃度のフッ素が配合されている商品を選びましょう。
・酸を含む食べ物、飲み物を控える
エナメル質は酸に弱いので、柑橘類、炭酸飲料、スポーツドリンク、酢などが長時間口腔内にある状況は避けましょう。酸性の強い物を飲食した際は、最後に水を飲んだり、口をゆすいだりすることで酸からエナメル質を守ることに繋がります。
・正しい歯磨きをする
歯磨きの際に、しっかり汚れを落とそうとゴシゴシ磨くことは避けましょう。ハブラシは普通か柔らかめを選択し、鉛筆の持ち方(ペングリップ)で握り、優しく磨きます。
・歯ぎしり、食いしばりを改善する
歯ぎしりや食いしばりが癖になっていると、エナメル質に大きな力が加わり、削れてしまいます。特に就寝時は自分ではコントロールができないので、必要に応じてマウスピースを装着するなどの対策をしましょう。マウスピースは歯科医院で製作できます。
・歯科医院で定期検診を受ける
歯科医院では、自分ではわからないエナメル質の状態を診てもらうことができます。また、必要に応じてフッ素塗布やクリーニングを行い虫歯予防をしていきます。
〇まとめ
歯のエナメル質の強化と保護についてお話しました。エナメル質は虫歯予防に非常に大切な組織であることがお分かりいただけたと思います。一度虫歯になってしまうとその部分の再生はできないので、虫歯になることを防ぐことが大切です。今回の記事をぜひ参考にしてみてください。
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