歯周病とはどのような病気?

みなさん、こんにちは!

今回は、歯周病についてご紹介します!

 

テレビCMなどでも、「歯周病を予防しましょう!」というフレーズを耳にしたことのある方も多いのではないでしょうか。歯周病とはどのような病気なのか、知っておきましょう。

 

歯周病は歯ぐきの病気?

歯周病とは、口の中に存在する細菌によって歯ぐきをはじめとする歯周組織が炎症を起こし、やがては歯を支えている骨を溶かしていく病気です。歯周病の原因となる細菌は人間が生まれてから感染するため、歯周病は感染症の一種とされています。「世界で最も蔓延している感染症」としてギネスブックに認定されているほどに罹患者数が多い病気です。さらに、日本においても歯を失う原因の1位が歯周病であるという結果が出ています。

 

歯周病の原因

歯周病の原因はプラーク(歯垢)です。プラークとは細菌の塊で、口の中の磨き残しや過剰な糖分に細菌が付着して粘着性の高い物質を作り出し、歯の表面に付着します。プラーク1mgの中には約10億個の細菌が棲みついているとも言われており、これが歯周病やむし歯といった歯の病気を引き起こすのです。プラークは歯磨きなどで機械的に取り除かれない限り除去されることはなく、それが放置されると硬い歯石となって歯の表面に付着します。この歯石の周囲にさらにプラークや細菌が溜まり、歯周病を進行させる毒素を産出するのです。

 

歯周病の症状

健康な歯ぐきは、薄いピンク色をしていて程よい弾力があります。引き締まった状態で、歯磨きをしても出血するようなことはありません。しかし、歯周病になると歯ぐきや歯を支えている骨の状態が少しずつ変化していきます。初期のうちは歯ぐきが赤みを帯びたり僅かに腫れる程度なので、症状に気がつかない方も多くいらっしゃいます。だからといってセルフケアや歯科医院でのクリーニングを怠ってしまうと、徐々に症状が進行して赤みや腫れが目立ち、歯磨きをすると歯ぐきから出血をするようになります。症状が重くなると歯を支えている骨が溶け、最終的に歯がぐらぐらと動揺して抜けてしまうこともあるのです。

 

歯周病を予防する必要性

このように、歯周病は初期のうちは症状が軽かったとしても、進行すると歯を失う原因になる病気です。

したがって、歯をできるだけ長く残して美味しく食事を楽しむためには、歯周病を予防することが非常に重要なのです。お口の健康を守ることが、全身の健康にも繋がります。

 

 

まとめ

今回は、歯周病についてご紹介しました。歯周病を予防するためには、毎日の丁寧なセルフケアと定期的な歯科医院でのメンテナンスが大切です。定期検診のご予約はお気軽にお問い合わせください😊