歯科のデジタル化🦷

みなさんこんにちは今週のブログは歯科技工士の石澤が担当させていただきます

 

近年はデジタル技術の発達で、歯科治療が様変わりしてきています。

 

例えば、銀歯や入れ歯を作るために行う「歯型取りの印象」。

過去に型取りの経験のある方なら、なんとなく、嫌~な思い出があるのではないでしょうか?

ピンク色の粘土のような材料で歯の型をとるのですが、お口の中にトレーを入れた時に「おえっ」となってしまい、苦手だという方も多いはず…

このような不快な治療もデジタル化の促進によって、お口の中をスキャンするだけで、簡単に、正確に、型取りができるようになっています。

まだ多くの歯科医院で導入していない装置ですが、当院では一部の治療に光学スキャナーを採用しています。

 

また、当院では歯科技工のデジタル化も積極的に取り入れています。

歯科技工というと、以前は虫歯治療で歯を削った場合、歯に被せる詰め物(インレー)や被せ物(クラウン)を、全て歯科技工士が手作業で作成していました。

一人ひとりの患者さんのお口にあった、オーダーメイドの歯をつくるというのは、とても緻密で、高度な技術力が求められる作業です。

このような歯科技工も歯科業界全体のデジタル化に伴い、「CAD/CAM」といったデジタル技工へと移り変わってきています。

緻密な作業というのは、精密なものをつくり出すデジタルととても相性が良いのです。

CAD/CAMとは、コンピューターを用いて補綴物(インレー・クラウンなど)を設計、製作するシステムです。

口腔内をスキャナーで撮影し、パソコンに形を取り込み、設計した通りにミリングマシーンで削り出したり、3Dプリンターを用いて光造形する事によって、精度の高い、安定した技工物を制作する事が可能です。

しかし、単にコンピューターを操作し、誰もが出来る技術ではなく、アナログ技工で得た知識や経験とデジタル技工を上手く組み合わせることで、高品質な技工物が出来上がるのです

これからもみなさんに綺麗な歯をくっていけるようにがんばっていきます