ブラキシズムとは?
こんにちは♪今回のブログを担当します。歯科衛生士の熊澤です🦷🌈よろしくお願いします!
今回はブラキシズムについてです。
皆さんは歯磨きをしっかりしているのに被せ物が取れたり、修復物が欠けたりする事はありませんか?
虫歯や歯周病治療が受けられて、プラークコントロールできていてもブラキシズムを見逃し適切な対応ができていないと、口腔衛生状態を保つことができません。
歯が失う三大要因は歯周病、虫歯、破折です。歯の喪失は40歳代後半から増え始め、70歳代までに平均12.5本の歯を喪失しますがこの年齢層の抜歯原因は破折、歯周病が、増加します。
健康な口腔を維持するためには
ブラキシズムについてよく理解する必要があります。
ブラキシズム=歯ぎしりです!
睡眠中にギシギシ、キリキリと言った音を出して歯を擦り合わせる癖は一般的に歯ぎしりと呼ばれ、ブラキシズムを代表するものです。
ブラキシズムは主に次の3つに分類されます。グランディングやタッピングは、音がするので家族に指摘されることもありますが、クレンチングは音がしないので気付きにくく、発見が遅れやすいです。
グラインディング…上下の歯をギリギリと擦り合わせる習癖のことです。
クレンチング…上下の歯を強く咬み合わせる習癖のことです。食いしばり・咬みしめはこれに該当します。
タッピング…上下の歯をカチカチと咬み合わせる習慣のことを言います。
日中の歯の接触時間を推定した研究によると、通常は食事中の咬合接触を含めても1日に10〜20分程度です。それ以外は上下の歯の間には空間があり歯は接触していません。
自分でわかる歯ぎしりチェック項目
1. 日中、集中している時に上下の歯を当てたり、歯を食いしばっていることがある
2. 朝起きた時に顎や頬の筋肉が張っている(こっている)ことがある
3. 頬や舌に歯を押し付けた跡が残っている
4. 歯ぎしりしていると近親者に言われたことがある
5. 歯がすり減って短くなってきている
6. 歯の根元が削れている
7. 下の歯の内側や上の歯の頬側、上顎の真ん中に骨のコブがある
8. 詰め物がよく取れたり、割れたりする
9. 知覚過敏の歯が多い
10. 歯に亀裂が多く見える
ブラキシズムを予防しよう!
まずは、睡眠環境、睡眠習慣、食事、ストレスを改善する必要があります。
①睡眠環境
寝室の明るさ、音、温度さ一般的に薄暗く、物の形が薄らとわかる程度が良いとされています。また、快適に眠れる室温は16度(冬)〜26度(夏)程度湿度は50%前後がベストです。
②睡眠習慣
適切な睡眠時間(6〜8時間)をとり、早寝、長寝、昼寝をしない事。睡眠の質が低下する原因です。
③ストレス、食事
睡眠前にコーヒーのようなカフェインを摂取することは控えましょう。寝酒も入眠の助けになりますが睡眠の質の低下の原因です。
予防をして口腔内健康を保ちましょう✨
来週のブログもお楽しみに〜♩