歯並び✨について
2021年07月30日
皆さん、こんにちは✨
毎日暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか?
梅雨明けの暑さと、コロナ対策のマスクや換気で例年以上に厳しくなりそうな夏となりましたね。
今回は、歯科医師の渡邊が担当させていただきますね🌸
みなさんは、歯並びが悪くなる原因について考えたことがありますか?
歯並びが悪くなる原因には、様々な要因がありますが、大きく分けると「遺伝的要因」と「環境要因」の2つで説明されます。
歯並びを悪くする『環境要因』とは?
口腔周囲筋の機能不全がある場合、正常な顎の発達や呼吸、発音、咀嚼、嚥下(飲み込み)が正しく行われず、歯並びが悪くなる場合があります。
また、指しゃぶり、ほおづえ、丸飲みなどの悪習癖、悪い姿勢、その他様々な原因が歯並びを崩す原因となります。 これらの習癖は後天的な要因です。
あなたにも、歯並びを悪くする癖があるかもしれません
たとえば、
⚫︎普段の生活の中で、
いつも口をポカンと開けている、くちゃくちゃ音を立てて食べる、、カゼをひきやすい、猫背
⚫︎食事のときには、
よくかんで食べない、足のつかないイスで食事をしている、水がないと食事ができない、舌が食べ物を迎えに行く食べ方をしている、硬いものを食べることが苦手、舌や唇の使い方では、舌の先がいつも上または下の前歯の裏に触れている、舌の先がいつも上下の前歯の間に触れている、水を飲み込むときに唇の周りに力が入る。
また、このような癖はありますか?
ほおづえをつく
寝る時はいつも横向き
爪をかむ
唇をかむ
指しゃぶり
上の項目で1つでもチェックがついた人は注意が必要です。このまま続けると歯並びが悪くなる可能性があります!
なぜ、普段の癖が歯並びを悪くするのか
口腔周囲の筋肉の不調和は、不正咬合の原因となることがあります。
とくに、指しゃぶり、口呼吸、低位舌、舌突出癖、といった口腔習癖は歯列に大きな影響を与えることが知られています。
これは、歯列が舌や口腔周囲筋の調和がとれた場所に位置する性質を持つからです。
口腔周囲筋群のバランスがとれた位置に歯列弓は位置します。
お口の癖は『口腔筋機能療法(MFT)』で改善することができます。
口腔筋機能療法(MFT)とは?
口腔筋機能療法(Oral Myofunctional Therapy、以下MFTという)は、食べる(咀嚼)、飲む(嚥下)、発音、呼吸、舌の位置、口唇の位置などの改善を目的とした各種トレーニングを行うことにより、口腔周囲の筋肉バランスを整える療法です。
長年にわたってついた癖は、早くても半年、状態によっては2~3年以上かかることがあります。
当院では、子供の矯正治療のスムーズな進行および矯正治療終了後も長期の安定的な保定を実現させることを目的として、この療法を積極的に取り入れています。
どうでしたか?今回は歯並びが悪くなる原因についてお話しさせていただきました。
それでは次回のブログも楽しみにしていてくださいね♪