「歯ブラシ」はいつからあるのでしょうか?

皆さんこんにちは!

山形市嶋南にある歯科医院、ティーズデンタルオフィスです😊

 

9月の大型連休、いかがでしたか?

山形はあいにくの雨で、予定が変更になった方もいたのではないでしょうか。

我が家も隣県のテーマパークに行ってきましたが、雨が降っていたので少し予定を変更して楽しんできました。

 

旅行や遠出をするとき、皆さんは「歯ブラシ」を持っていかれますか?

私はいつもカバンに入れて、気になったときにすぐ使えるようにしています。

しかし、今回はカバンを変えたことにより歯ブラシを忘れてきてしまいました!

すぐに歯みがきができなかったので、ひとまずうがいをして、歯ブラシを用意してからしっかり磨きました。

現代では、スーパーやドラッグストア、コンビニなど、歯ブラシをすぐに購入できる場所がたくさんあります。

では、このような場所がなかった時代の人たちは、どのようにお口のケアをしていたのでしょうか?

今回は、昔にタイムスリップした気分で読んでみてください!

 

歯をきれいにする習慣は紀元前から?

 

歯をきれいにする道具の歴史は、紀元前まで遡るといわれています。

古代エジプトや古代バビロニアなどでは、木の枝などを使って歯を清掃していたといわれています。

木の枝の先端を噛んで繊維状にし、その部分で歯をこする「歯木(しぼく)」のような方法です。

こうした「噛むための棒(chew stick)」は、非常に古くから使われてきた口腔清掃用具のひとつです。

現在の歯ブラシを考えると、「木の枝で歯を磨くなんて!」と驚きますよね。

しかし、身近にあるものを工夫して、お口をきれいにしようとしていたことがわかります。

 

今の歯ブラシに近づいたのはいつ?

 

現在の歯ブラシに近い「柄+毛」の形が登場したのは、15世紀ごろの中国・明代といわれています。

竹や骨などで作られた柄に、豚などの硬い毛を植え付けたものが使われていたとされています。

その後、このような歯ブラシがヨーロッパにも伝わっていきました。

ただし、動物の毛は水分を含みやすく乾きにくいなど、衛生面での課題もありました。

現在私たちが使っている歯ブラシとは、まだまだ違いがあったようです。

 

江戸時代の日本では「房楊枝」

 

では、日本ではどのように歯を磨いていたのでしょうか?

江戸時代には、「房楊枝(ふさようじ)」というものが使われていました。

細い木の棒の先端を叩いたり加工したりして房状にし、その部分を使って歯を磨きます。

反対側を尖らせ、歯と歯の間などを掃除するものもありました。

さらに、江戸時代には現在の歯磨き粉に相当するものも販売されるようになります。

「昔の日本人は歯を磨いていなかったのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、当時なりのお口のケア文化があったのです。

 

ナイロンの登場で歯ブラシが大きく進化!

 

歯ブラシの大きな転換点となったのが20世紀です。

1930年代にナイロンが開発されると、それまでの動物毛に代わり、人工毛を使った歯ブラシが登場します。

ナイロンは動物の毛と比べて水分を吸収しにくく乾きやすいうえ、毛の太さや硬さを均一に作りやすいという特徴があります。

こうした人工毛の登場によって、歯ブラシはより衛生的で使いやすいものへと進化していきました。

 

その後も改良が進み、現在ではナイロンやPBT(ポリブチレンテレフタレート)などの合成樹脂で作られた毛が多く使われています。

毛の硬さや細さ、毛先の形、ヘッドの大きさなどにもさまざまな工夫が施され、目的に合わせて選べるようになりました。

自分に合った歯ブラシを選んでいますか?

 

ここまで歯ブラシの歴史を振り返ってきましたが、昔と比べると、現在はたくさんの種類の歯ブラシを選べるようになりました。

ドラッグストアに行くと、「やわらかめ」「ふつう」「かため」といった毛の硬さだけでなく、ヘッドの大きさや毛先の形など、さまざまな歯ブラシが並んでいます。

種類が多いからこそ、「どれを選んだらいいのかわからない」と迷った経験がある方もいるのではないでしょうか。

 

歯ブラシは、お口の状態や歯並び、磨き方などによって使いやすいものが異なります。

例えば、奥歯まで届きにくい方はヘッドが小さめのものを選ぶなど、ご自身のお口に合わせて選ぶことが大切です。

「なんとなくいつも同じ歯ブラシを買っている」という方も、一度ご自身が使っている歯ブラシを見直してみるといいかもしれません。

 

歯ブラシは「使い方」も大切です

 

どんなに自分に合った歯ブラシを選んでも、毛先が開いたまま使い続けていたり、強い力で磨いていたりすると、十分に活かせないことがあります。

歯ブラシは毛先を歯の表面や歯と歯ぐきの境目に当て、力を入れすぎずに磨くことがポイントです。

 

また、歯ブラシだけでは歯と歯の間の汚れを落としにくい部分もあるため、デンタルフロスや歯間ブラシなどを併用する方法もあります。

自分のお口に合った道具や磨き方がわからない場合は、歯科医院で相談してみてください。

 

歯ブラシは変わっても、歯を大切にする気持ちは同じ

 

木の枝から始まり、房楊枝、動物の毛を使った歯ブラシ、そして現在の歯ブラシへ。

こうして振り返ってみると、歯を磨くための道具や素材は大きく変化してきました。

しかし、「自分の歯をきれいに保ちたい」という思いは、昔も今も変わらないのかもしれません。

 

毎日何気なく使っている歯ブラシにも、とても長い歴史があります。

次に歯を磨くときは、そんな歯ブラシの歴史を少し思い出してみてください😊

ではまた、次回のブログでお会いしましょう👋